今回はランクマのシーズン11ダブルの構築記事となります。
サムネの構築概要
今回のBGM
構築経緯(簡易版)
ちゃんとした構築経緯は長くなるので後に回しました。
構築のスタートとしてブーストエナジーのトドロクツキ
格闘耐性のあるアタッカーとしてフェアリー枠からおいかぜとも相性良いニンフィア
新規参入ポケモン且ついかく対策にもなりカミに強くて汎用性のある特殊アタッカーとしてチョッキ枠からエンペルト
ニンフィアやエンペルトに足りない物理耐久を底上げする威嚇要因兼地面の一貫切りで霊獣ランドロス
ヒードランとモロバレルを心底憎んでるので草テラやフェアリーテラスヒードランに一貫しモロバレルのほうしの影響を受けない炎オーガポン
諸々の補完枠として適任なのろいイノムー
の6匹で回してて、イノムーが思ったよりやれることが判明したので、回復技のないイノムーの生存性を高めるため、トリル対策兼トリルエースとして動かすためにランドロスを外して同じく浮いてるクレセリア
これで1800超えのレートまで到達することができた。
ただその後明らかに考えなしに突撃してくるパオカイに当たりまくってレート溶かしたので、ニンフィアの代わりにカイリューのしんそくを無効化しながらニンフィア的役割を果たせるハバタクカミ
を入れた。
これで6匹完成
構築紹介
トドロクツキ@ブエナ 炎
ようきH36A140B78D4S252(185-177-101-×-122-188)
はたきおとす ワイドブレイカー まもる おいかぜ
Sブーストツキ。主軸エースアタッカーのつもりだったがSブーストさせないとトルネおいかぜ軸やスカーフアタッカー相手に太刀打ちできなかったので、耐久にも少し割いてはたき、おいかぜ、ワイドブレイカーで先発場荒らしできる性能にした。
超高速から高火力のはたきおとすで持ち物を落とせたりワイドブレイカーで火力をそぐ行動は他のポケモンと相性がよかった。
テラスは炎でSブーストしたカミイーユイと対面したときに炎テラスを切ることもある。あとは氷や鋼技に耐性つけておきたくなったときなどに。
アクロバットも威力110の安定打点として入れたかったがそこまでの技スペースはなく↑の4つの構成がよかった。舞うひまがないので龍舞はおすすめしない。
上からハバカミとかにこごかぜ撃たれたとしてもまだ上からいじっぱりパオジアンにワイドブレイカーを入れられる最速ブエナは捨てがたい良さだった。
イノムー@きせき 毒
いじっぱりH252A84B84D84S6(207-144-111-×-91-71)
こおりのつぶて 10まんばりき のろい ほえる
ABD均等配分というちょっと面白い振り方のイノムー。特性どんかんによりいかくちょうはつを無効化しつつのろいを積んだりほえるで相手を流したりできる。あついしぼうも優秀なので構築に合わせて変えるといいでしょう。ゆきがくれ雪パもワンチャン?
毒テラスすればカイナの前でもドレパン回復などの打点を取られずのろいを積んでいける。
のろいを積んだ後はこおりのつぶてで半端な体力のポケモンを縛ることができる。
トリルや剣舞→まもるやてっぺきボディプレスポケモンに対してほえてこちらが先に積むスタンスは気持ちよかった。
調整はSは無振り50族抜き、のろい1回でS実値47になり最遅50族に対してトリル下で速くなる。
火力は10まんばりき+つぶてでH143カミを確定。10まんばりきでH252イーユイ確定。ASパオジアンをちょうど確2。
のろい1回積んだこおりのつぶてでスカーフ霊獣ランド確定。トドロクツキを確2。
のろい2回積んだ10まんばりきでテツノカイナが中乱数。
メガネカミのシャドボが93~111で3割乱数2発。
毒テラ時にスカーフいじ水ラオスのすいりゅうれんだ81~99で2耐え。ひかえめイーユイのダブルねっぷう2耐え、メガネ炎テラスダブルねっぷう耐え。晴れ下もくたん炎テラスコータスのダブルふんか耐え(メガネは無理)。
エンペルト@チョッキ 水
ひかえめH252B52C172D4S30(191-×-115-168-122-84)
みずのちかい ラスターカノン くさむすび しんくうは
本構築の影の立役者。ツキともクレセとも一緒に初手出しできる万能さから選出率が一番多かったような気がする。
技構成はチョッキを持たせることから、みずのちかい、ラスカノ、しんくうはまでは確定とし、あと1枠をくさむすび、冷ビ、エアスラあたりから選択。最終的にはくさむすびにしたが冷ビがほしい場面も多くあった。運がない私にドロポンを使える気がしない。万能でタイプ優秀以外のメリットとして
・カミイーユイの並びに対面強く出れる
・パオジアンにしんくうはで致命傷を与えられる
・トルネロスのこがらしあらしは2割以上の追加効果を引くので逆にかちき発動できる
があった。テラスは格闘耐性つけれるフェアリーのほうがよかったかもしれない。
調整はA特化霊ランドじだんだ確定耐え、A特化パオジアン聖剣耐え、A特化カイナドレパン耐え。
C特化メガネイーユイのオバヒ7/8の確率で耐え、C特化メガネカミのシャドボ2耐え。
おいかぜで最速100族抜き。
炎オーガポン@かまど 炎
いじっぱりH140A180S190(173-180-104-×-116-154)
他5匹が草タイプに有利を取れないポケモンだらけなのでそこに対して特に有利に出れる炎オーガポン。有利対面状態で相手の交換読みとかできあいだめを入れると破格の性能を得られる。いくらAを下げられようがBを上げられようが気にせず突っ込んでいける点は魅力的。きあいだめウッドホーンは5割急所なのであまり信用しないほうがいい。
ニードルガードをまもると思い込んでノーマル技のきあいだめを押しそうになったことも何度かあったので技選択するときには注意。
水テラスモロバレルを無力にできてヒードランに炎技で半分以上入れられる性能とても好きです。
調整はおくびょうC252カミのシャドボ最高乱数以外2耐え、ツタこんぼうでH252カミぴったり確一。H252サフゴ確一。
最速87族、準速ウーラオス抜き。
クレセリア@メンハ 妖
ずぶといH252B244S14(227-×-177-95-140-107)
みかづきのいのりで相方、特にイノムーをひたすら回復させるヒーラー。状態異常も回復できるので相方がやけどやねむりになっても回復できる。
S8くらいにクレセHヌメルゴンの並びで使ってたときの流用個体なので他の技構成はトリル、めいそう、サイキネ。
自身も隙を狙ってめいそうで火力耐久を上げることで要塞と化す。イノムーと隣り合わせで立て続けに積むこともよくあった。
攻撃技はサイキネ、フェアリー技よりもタイプ一致の火力が欲しいし毒テラ耐久型への打点になる。
サイドチェンジとかいうゴミ技入れるくらいならめいそう入れたほうが相手に不快感与えないのでいいと思います。スキルスワップは入れてみたかったけどめいそうのないクレセリアにあまり信用ができなかったので採用を見送った。どんかんクレセリアとかできたら面白そうだったけど。
調整はHB特化のつもりで使ってたけど記事書きながら確認してみたらS14振りしていた。なぜだ・・・。
ハバタクカミ@タスキ 妖
おくびょうCS252H6(131-×-75-187-155-205)
ニンフィアの代わりに入れた枠。カミより耐久があるニンフィアもよかったが脳筋火力パになすすべなく負ける機会も多かったので行動保障のあるタスキカミにした。
調整はタスキなのでCSぶっぱ。パオカイリューへの憎しみから入れたのでいじパオを抜けてカミと同速勝負できるよう最速。
ブエナを発動させないのでメガネと思って攻撃してくる相手にまもるが決まるケースも多かった。
昔はタスキカミは弱いと思ってたが今の環境では範囲技で一掃よりも超火力でワンパンみたいな傾向を感じたのでカミのタスキが活きるケースも多くあってよかった。先発で出すとこごかぜ、マジシャ、こがらし、ねっぷうあたりの範囲技を受けやすいので基本後発。
基本選出
カミイーユイ→先発ツキエンペ
あからさまなトリル→+がベース
寿司→
パオカイリュー→先発後発問わず@1
ドガス入り→+or
オーロンゲ+積みエース相手→@1
サイクル系→@1
トルネロスおいかぜ展開→かのよさげな方、もしくは両方入れる
選出率はだいたいまんべんなく出せてたので大差ないけど
>>
テラス切る頻度としては
>>>
きついポケモン
パオカイリュー ハチマキノマテラしんそくカイリューが脳死で突っ込んでくるだけで崩壊します、択を制しましょう。いや択に勝っても急所やひるみを押し付けてきます。そのせいで頻繁に負けました。パオジアンが横にいなかったらオーガポンもツキも耐えるのでまだなんとかなります。こいつらがゲームバランスめちゃくちゃにさせるせいで今の環境のSVダブルはもう触りたくないと思いました。
トリルコータス トリル張られた状態でコータスに着地されるとふんかで吹き飛びます。チョッキエンペなら耐えますがだいたい横にカイナやクレセがいるので終わりです。
ドレコー 上に同じでおさきにどうぞふんかでだいたいこちらが吹き飛ぶうえにHドレディア自体も刺さっているので無理です。当たった回数こそ少ないけど全負けしました。
寿司 選出がツキエンペカミポンで固定されます。選出されないことや相手の型とかみ合うことを祈ります、それも叶わなかったら急所をお祈りします。ドラゴンテラスラッシャはちまちま削ってカミのムンフォで押し切るしか勝ち目ありません。ほえるで吹き飛ばされてくれよ。
トルネウーラポン 天候変えておいかぜ張って火力でゴリ押すやつ、エナジーツキよりもおいかぜ状態のポケモンが速かったら一方的にボコられて数的不利を取り続けるので終了です。
滅び+ゴチルゼル ちょうはつやねこだましがこちらは使えず瞬間火力もすごく高いわけではないので決められやすい。
結果
最高1814 最終1785 788位
本来の最高目標は1850だったので届かずでしたが最終3桁フィニッシュするという最低限目標は無事達成できました。
構築経緯(補完)
ここから先は私情が多分に含まれていますので見たい方だけどうぞ。
構築のスタートとなるトドロクツキについて、9月にSTAR BURSTというダブルの非公式大会に参加したときに遡ります。
(↑の記事もS10最終3桁記事なのでよければどうぞ)
メンバーの構築相談の際に、勝ち筋の見えなそうなサイクル構築を使ってるメンバーに対してトドロクツキのおいかぜ展開して数的有利を取る戦法にしましょうとプランを提案(トルネロスは私が最初から軸として取っていたので)。
その後いっとき提案した構築を使っていたものの終盤いつの間にかパーティーががらっと変わっていた。トドロクツキおいかぜプランも外れていた。
ランクマでその構築の感覚つかめてるならいいかなと思ってスルーしたし、実際大会の結果もよかった。
ただ裏でメンバー以外と構築相談をしていたらしく、大会終わったあとで以下のやり取りがあったことを知る。(掲載許可済)
どこぞの一人イッカネズミみたいな人がひどくトドロクツキを蔑んでいるじゃないか。
パオカミカイナみたいなポケモンがわらわらいる環境で確かにトドロクツキは動かしづらいかもしれない。だが有利な相手もたくさんいて役割遂行能力も高いのにそこまでトドロクツキをひどく言われる筋合いはないな。
・・・ということで10月ランクマダブルでを絶対外さずに結果残してやろうと決意。
一応STAR BURSTのころと比べるとトドロクツキにはたきおとすが追加されたりいろんな型のオーガポンが環境にいたりグラスラゴリラが登場したりとツキにとってはおいかぜ気味になっていた。
最初はGマタドガスやHウインディやリキキリンといったポケモンたちでなんとなく遊んでしばらくしてから上の構築経緯にたどり着く。最初は飛行テラA↑アクロバットだったのも相手のスカーフ持ちにボコボコにされるケースも増えてきたので途中でサポート性能重視した炎テラS↑ワイドブレイカー型に変更。
については最初キタカミプロローグの名残で耐久水ポンでこのゆび型にしてたが、カイナゴリラドランとかの並びに対抗できるようきあいだめアタッカーに変更。ごくまれにしかうたないこのゆびよりはきあいだめのほうが使える場面は多いし突破性能も上がる。
そもそも最初に組んでたアクロバットツキ+Hウインディの並びがなくなって草タイプが一気に重くなったのでお面を炎に変えた。
についてはそもそもクレセリアを入れる前段階で相手のトリックルーム展開に押し切られると思い、トリル対策またはトリルを活かせるポケモンを入れたかった。
トリルを阻止する方法といえば最もメジャーなのがちょうはつ、他にはトリルふういん、トリル返し、トリル読みでふきとばすあたりがある。
イノムーの枠で他に欲しかった要因としては、エンペのラスターカノンで倒しきれないハバカミを上から先制技で倒したい。またカミとセットでカイナも相手PTにいることが非常に多いのでカイナに対しても弱点をつかれずに強く出していきたい。
そんないろんな要因を満たしてくれるポケモンがイノムーだったので構築に加えた。のろいで火力耐久補強できる点も魅力的。他のポケモンできつそうなランドロスにもめっぽう強い。
その他
1.レンタルパ
パーティー画像のところにレンタルIDついているので記事読んでみて使いたくなった人は使ってみてください。ブログ記事とか動画でこの記事を参考にしたとかレンタルパ使ったとかがあればこの記事のURLはってもらえれば基本OKです。
この構築は根本がおいかぜトリルスイッチパなので楽して勝ちたい人や思考を空にして勝ちたい人には向いていません。逆に、考えることが多いので勝ち筋を丁寧に拾って勝ちたい人やダブル特有の考えた立ち回りをしたい人に非常におすすめします。
1戦ごとの対戦時間はそれなりにかかりますがTODまで長引くことはほとんどありませんでした。
2.途中まで使ってたニンフィアの型
ニンフィア@ようせいのハネ 炎
ひかえめH164B140C156D6S44(191-76-103-165-151-86)
新アイテムようせいのハネでもともと高いフェアリー技の火力をさらに高めたもの。こちらもイノムー同様ミリ残しの相手を先制技で倒せるようにでんこうせっかを入れた。
炎テラスさせることはなかったのでテラバの枠を他の技に変えてもよかったが素のテラバーストを合体寿司のヘイラッシャに当てることは何度かあった。
最高レートいったのはニンフィア入りのほうだったがハバタクカミのほうが出落ちしない安定性があったのと最後まで使ってたので構築記事はそちらにしている。
3.シーズン振り返りの愚痴
トドロクツキで3桁目標を執念としてやったのを振り返ってみて最初の100戦ほどは楽しめたと思います。9世代テラス環境に追加されたポケモンたちがどういった戦術してくるかワクワクしました。Gマタドガスで相手コンボを妨害したりエンペのしんくうはがそこまで知れ渡ってなかったので刺さると気持ちよかったです。
ただトドロクツキイノムーで3桁いったころが楽しさのピーク、それ以降はどんどんやってて楽しくない対戦が増えました。
理由は単純で上位帯の相手のパーティーに面白みがない、これに尽きます。
カミイーユイ、パオカイリュー、ゴリラドランの並びにオーガポン、テツノカイナ、霊獣ランドロス、ウーラオス、トルネロスあたりを入れたような構築ばかり。
もちろん違うパーティーもありますが↑の3,4匹は最低限として他にちょちょっと手を加えるとかそれぐらい。
追加するのもイエアルマ、寿司、クレセコータス、ツキサフゴ、バンギルガンとか。いわゆるよくあるメジャーな並びってやつです。
DLC解禁されたばかりの環境で使ってて楽しそうなポケモンたちもけっこう増えてます、キタカミプロローグがふだんと全然違う環境でよかったという声もよく見かけました。
3桁帯でしばらく戦ってきて得るものがある対戦が少なかったです。私はいろんな構築やポケモンを見ていったうえで勝っていきたいだけなのに。
たまにやってて面白い相手に当たることもありましたが、大半がカミイーユイパオカイナあたりの高種族値ポケモンスタンや有名コンボばかりだったので、環境変わったばかりなのに恐ろしいほどの萎えを感じてしまいました。
最初は1850ぐらいを目標にしてました。ただ最終1800超えまでやるモチベが出なかったのも連続運負けが多くてくじけたためです。途中からはあと1勝で終了ってタイミングから運負け構築負け普通負けの連敗の流れを何度も味わいました。なので途中から3桁圏内確保できればそれでいいから早く楽になりたいという思いが強くなりました。
4.今後の予定
↑でさんざん愚痴ったこともあって11,12月はシングルダブルともに基本ランクマやりません。シングルもサイクルが成り立たない火力バカと隙あらばでんじはみたいな環境みたいですし。
とは言っても義務マスボ上げはするのと、何かモチベになるきっかけがあればやるかもしれません。レンタルパ私にぶつけてきて、「構築の使用感試してみてくれ!」とかでも対応すると思います。
企画事はこれまでどおり参加していきます。メタゲーム、仲間大会、マルチ会などなど。いろんなポケモン見れたり謎のかみ合いが発生したりするマルチバトルが最近おすすめです。この構築回し続けてたらトリックマジックの公式大会の考察や試運転時間ごっそり削がれました。
5.最後に
トドロクツキで意地でも最終3桁圏内に載せてやるという目標と、趣味のマイナー開発でイノムーをランクマで大活躍させられたのは今期ランクマやってたうえでのモチベになって楽しかったです。トドロクツキはやれるからな?
私が使うまでは毒テライノムーの採用率0だったのが本構築に執着した結果、毒テラスの使用率が7割超えになり、同じチームのポケモンも本構築のポケモンで上位を埋めました。一時期ニンフィアも入ってましたね。
ふだんあまり見ないようなポケモンを組み込んで上位を勝ち取る人が増えたらうれしいなと思ってます。
それではここまでありがとうございました!ウリムーを進化させてイノムーのつぶらなひとみを見てみてくださいね。